魔法使い「こんにちわ~^^今日は皆さんに紹介したい人がいま~す」
盗賊「おいっす。どうしたよ」
勇者「こんにちは」
魔法使い「僧侶が抜けちゃったじゃないですか~。私達と同じくらいのプレイ時間できる人誘ってみました~^^」
盗賊「おお!まじか」
僧侶「よろしくおねがいします」ヴォン
勇者「!?」
勇者(僧侶・・・戻ってきたのか!)
僧侶「はじめまして。みなさん」
勇者(あ・・・別の人か・・・。そういえば微妙に目の色とか髪型とか違う・・・)
盗賊「これでやっと進めるな。元気出していこうぜ。な、勇者!」バン
勇者「う、うん」
僧侶「何かあったんですか?」
盗賊「いやな、こいつ絶賛失恋中でさwww」
魔法使い「その言い方はひどいですぅ~^^;」
僧侶「そうだったんですか。元気出してください、ね?」ニコッ
勇者(か、かわいい・・・ま、いっか!)
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盗賊「やっと中盤ってところか?」
勇者「最近だいぶ戦闘も楽になってきたね」
魔法使い「ですぅ~盗賊の装備とかすっごい良い物ですしねぇ~^^」
僧侶「ほんとですね」
盗賊「だろ?これみんなレアなんだぜ?」
勇者「いいなー」
魔法使い「ところでみんな、ちょっと今日はお願いがあるですぅ~^^」
勇者「え?なに?」
魔法使い「ちょっとお友達がイベントしないといけないので手伝って欲しいんですぅ~」
盗賊「でも今日は俺らのイベント進めるって言ってただろ」
魔法使い「もう呼んじゃったんですぅ~^^;」
勇者「あ、そうなんだ・・・。じゃあ仕方ないかな・・・ね?みんな」
僧侶「え、ええ」
盗賊「分かったよ」
魔法使い「ありがとですぅ~^^」
武闘家「よろしくおねがいします」ヴォン
勇者「うん、よろしく。じゃあ行こうか」
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武闘家「終ったー!ありがとね。魔法使い。じゃねー☆」ヴォン
魔法使い「みんなありがとでした~^^」
勇者「あ・・・」
僧侶「じゃ、私も帰ります・・・」ヴォン
勇者「そ、僧侶・・・怒ってた?」
盗賊「あったりまえだろ!手伝わせておいて俺達には礼の言葉もなしかよ!」
勇者「と、盗賊・・・」
魔法使い「ああいう子なんで許して欲しいですぅ~^^;」
盗賊「お前が連れてきたんだろうが。あんなんだから誰にも誘われなんだよ」
魔法使い「ごめんなさいですぅ;;頼まれちゃって」
勇者「まぁまぁ、普通にイベントは楽しめたんだしさ。いいじゃない」
盗賊「ま、まぁいいけどよ。僧侶にも謝っておけよ」
魔法使い「はいですぅ~盗賊はいい人ですぅ~^^」
盗賊「そ、そんなことねぇよ」///
勇者(はぁ・・・なんかつかれる・・・)
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盗賊「うおりゃあああああああああああ!」ズバッ
勇者「や、やったー!」
魔法使い「レアモンスター撃破ですぅ~^^」
僧侶「あ、なんか落としましたよ」
盗賊「いよっしゃああああ!光の剣だあああああああ!」
勇者「それすごいの?」
盗賊「これ俺使っていいよな?やったぜええ!」
魔法使い「何言ってるですか~^^;みんなで分けましょうよ~」
盗賊「一本しかあるからわけらんねーだろ。俺が使うよ」
魔法使い「分かってていってるですねぇ~?それ超レアで値段すごいですよぉ~」
勇者「え?そうなの?」
僧侶「確か、500万Gくらいだったような・・・」
盗賊「うっ・・・」
魔法使い「それ独り占めする気ですか~?」
盗賊「ゆ、勇者だって炎の剣自分のもんにしたじゃねーか」
魔法使い「あんなどこにでも転がってる棒切れとは違いますよぅ~」
勇者「え?・・・・・・え!?これすごい剣じゃないの?」
僧侶「勇者、それずっと使ってるから縛りプレイでもしてると思ってました」
魔法使い「ちゃんと山分けするですよぅ~」
盗賊「わーったよ!ちゃんと金で払うよ。その代わりこれは使わせてもらうぞ。勇者、お前もちゃんとそれの金払えよ」
勇者「う、うん・・・」
勇者(なにこれ。大金が絡むとこんなんなの?えー?)
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盗賊「てめぇ!ぶっ殺すぞ!魔法使い!!」
魔法使い「怖いですぅ・・・;;」
勇者「みんなこんにちは!ん?どうしたの?」
僧侶「それが・・・」
盗賊「おい、勇者聞いてくれよ。こいつネカマだぜ!ネカマ!」
魔法使い「違いますよぅ;;」
勇者「ネカマって?」
僧侶「ネットで女を演じる男の人のことですよ」
勇者「え?魔法使い男だったの?」
魔法使い「違いますぅ~ヽ(`Д´)ノプンプン」
勇者「なんで、分かるの?」
盗賊「そ、それは・・・」プイッ
魔法使い「それはですねぇ、この人があたしをナンパしてきたんですぅ~」
勇者「ナンパ?」
魔法使い「じゃあ全部話しちゃいますよ~^^」
魔法使い「すごくしつこく年齢とか写真送ってとか言ってきたんですぅ~」
魔法使い「いやらしい言葉もいっぱい言われました~はずかしいですぅ~」
魔法使い「あんまりしつこいんで、リアルで会う約束したです~」
魔法使い「で、盗賊が行った現場に3人の男がいて、私に近づかないようにいったですよぅ」
盗賊「う、うっせえ!散々馬鹿にしやがって!どうせお前はあの中にいたんだろうが!ネカマやろうが!」
魔法使い「違いますぅ~お友達に頼んだんですぅ~」
盗賊「おい、勇者。こいつこんなひでえやつなんだぜ!」
勇者(困ったなぁ・・・どっちが悪いんだろう・・・)
魔法使い「それにあたし盗賊が最近装備がよかったり妙にお金もってる理由しってるですぅ~」
勇者「え?」
魔法使い「盗賊ってRMTやってるですぅ~」
勇者「なにそれ?」
僧侶「リアルのお金でゲームの中のお金を買うことですよ。リアルマネートレードです」
盗賊「何言ってやがる!これはちゃんと俺が」
魔法使い「そうですね~^^盗賊は敵からお金取れるから戦闘中にちょくちょく攻撃サボってお金ぬすんで独り占めしてましたね~」
盗賊「なっ」
勇者「そんなことしてたの?」
盗賊「た、たまにだよ!」
魔法使い「それだけじゃなく、ちゃんとRMTの証拠もあるですよ~^^別のキャラクターで盗賊と交渉してみたですぅ~」
魔法使い「ログはちゃんと管理者に提出して報告したのでアカウント停止もすぐですよぅ^^」
盗賊「て、てめぇ!!やっていいことと悪い事があんだろうが!この***の***!***を***されて***!!」
魔法使い「NGワードで何言ってるのか分からないですぅ^^」
勇者「盗賊・・・」
盗賊「うっ・・・」ヴォン
僧侶「あ、行っちゃった」
魔法使い「規約に違反したんだから仕方ないですよぅ^^;」
勇者「そ、そうだね・・・」
勇者(なんか、ネトゲって怖いな・・・それに人間関係もリアル以上に大変だなぁ・・・もうやめたい・・・)
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勇者「あの悪いんだけどもうこのゲームやめようと思うんだ・・・」
僧侶「え?」
魔法使い「そんなぁ、急すぎますよぅ・・・」
勇者「で、でも・・・」
僧侶「そうですよ。それに私達勇者がいないと困っちゃいます」
魔法使い「勇者が必要なんですぅ~。続けましょうよぅ」
勇者(僕・・・必要とされてる?)
僧侶「そうそう。勇者みたいにしっかりみんなをまとめる人すてきですよ」
魔法使い「一緒に魔王倒しましょう~^^」
勇者「ご、ごめん。そうだね。僕もみんなと一緒にまだ冒険したいよ」
魔法使い「わーい^^」
僧侶「よかったです。あなたが残ってくれて・・・」
勇者「・・・」///
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戦士「戦士だ!これからよろしくな!がはははは!」
僧侶「よろしくおねがいします。何とかまたメンバー補充できてよかったですね」
魔法使い「よろしくですぅ~^^」
勇者「よ、よろしく・・・」
勇者(この人は大丈夫なのかなぁ~。もう余り楽しくないや・・・)
戦士「もう魔王城まですぐだよな!さっさと行くぞ!みんな!」
僧侶「リーダーは勇者ですよ。戦士」
戦士「がはは!気にすんなって!楽しければいいんだよ!」
魔法使い「まぁいきますですか~^^」
戦士「お、あそこの洞窟行ったことない!行こうぜ!」ダダダッ
勇者「」
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戦士「お金無くなった!みんな貸してくれ!がはは」
勇者「」
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戦士「レベルあげめんどくせー。ちょっと飯くってくるから上げておいてくれ。がはは」
勇者「」
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戦士「やっと魔王とご対面だな!」ワクワク
魔法使い「ですぅ~」
僧侶「がんばりましょう」
勇者「うん・・・」
勇者(もう・・・やめたい・・・人まとめるのなんて無理だ・・・リアルに帰りたい・・・・)
戦士「さあ、扉あけるぞー!」
勇者(魔王を倒したら、もうやめる!絶対やめる!死んでもやめる!)
勇者(もういやだ!絶対にやめてやるうう!)
ギギィ
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