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勇者「お、おんなになってるだと?!」 2/6

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【東のほこら ボス戦】

―勇者の攻撃!ほこらのボスに35のダメージ!―

勇者(くっ、強いな。回復を…。)

勇者「そっ…!」

―僧侶はホイミを唱えた!勇者のHPが44回復した!―

僧侶「バイキルトです!勇者様!」

―僧侶はバイキルトを唱えた!勇者の攻撃力が倍増した!―

勇者(こいつ絶妙のタイミングで支援してきやがる。)

―勇者の攻撃!ほこらのボスに70のダメージ!―

―ほこらのボスは両の爪をふりまわしてきた!しかし勇者はひらりとかわした!―

勇者(よし反撃だ!)

僧侶(この手モンスターはこういう攻撃の後、強力な攻撃魔法うってくるんだよな。)

―勇者は攻撃を仕掛けようとほこらのボスに突進した!―

勇者「でやああああああ」

ほこらのボス「クオオオオオオン」

―ほこらのボスは呪文を唱えている!―

僧侶(でもこの一発をしのげばスキができるんだよな。たぶんこれベギラマだし女の身体でも耐えれるだろ。うんで勇者がとどめをさせば楽勝だな。)

―ほこらのボスはベギラマを唱えた!―

勇者「しまっ」(さっきの大振りの攻撃はおとりだったのか!)

僧侶「勇者様!」(あらよっと)

―僧侶は身を挺して勇者をかばった!僧侶に58のダメージ!―

勇者「僧侶!!!」(こいつ俺をかばって…。)

僧侶「勇者様、今です!ボスにとどめを。」ガクン

(あら?思ったよりダメージやばいな。女の身体ってこんなに貧弱なのか…。)

勇者「くそ!」

―勇者は剣をふかぶかとほこらのボスに突き立てた!会心の一撃!ほこらのボスに173のダメージ!―

ほこらのボス「ギャオオオオオオオオオオン」ドサ

―ほこらのボスを倒した!―

僧侶(ちっ、なかなか強くなったじゃねえか勇者。昔の俺ほどじゃねえけどな。)

勇者「おい大丈夫か?」

僧侶「さすがです勇者様…。」(あは、なんかぼーっとしてきた…。)

勇者「おい、しっかりしろ!」

僧侶「…。」

【大魔王城 前】

戦士「そんな無茶だ!女僧侶は限界だぞ。」

勇者XXX「大魔王にたち向かうのに無茶は承知だったんじゃないのか?」

女僧侶「せ、戦士様私は大丈夫です。勇者様のいうとおりこのまま攻めましょう。」

戦士「馬鹿!無茶するな!!これ以上禁呪法を使ったら本当に死んでしまう。」

女僧侶「フフッ優しいのですね、普段はあんなに意地悪なのに…。」

戦士「そ、それは俺はお前が…ゴニョゴニョ」

勇者XXX「弱いやつらはいいな。互いになぐさめあえて。」

戦士「貴様――――――!!!」バギ!!

―戦士は勇者XXXに殴り掛かった!!会心の一撃!勇者XXXに0のダメージ!―

戦士「くっ」(俺の全力でも眉一つうごかさねぇ)

勇者XXX「お前たちはここで冒険を降りろ。犬死するだけだ。」

【フィールド】

僧侶(ここは?)

勇者「気が付いたか。」

僧侶「え?勇者様?」(こいつ、あのダンジョンからここまで俺をおぶさってきたのか。)

勇者「…。」

僧侶「勇者様、おります。自分であるけます!」ジタバタ ジタバタ

勇者「…。」

僧侶「」ガクン

(あ、ちから入んねえや)

勇者「一人で歩くのは無理だな。」

僧侶「す、すいません。」

勇者「二度とするな。」

僧侶「え?」

勇者「俺一人でも倒せた。俺の盾になって敵の攻撃を受けるなんて二度とするな。」ポリポリ

僧侶「で、でも」(お前完璧に魔物に誘い込まれてたやんけ!!)

勇者「うるさい!勇者に従え!」

僧侶(あ、こいつ涙の跡がある…。)

僧侶(そっか、愛いやつ。)

僧侶「じゃあ守ってくださいね、勇者様。」ギュ

勇者「ねてろ。」

【宿屋】

勇者「おい、入るぞ。」

僧侶「あ、勇者様おかえりなさいませ。」

勇者「次は隣国からの要請で魔物にとらわれた隣国の姫を助けてくれってよ。姫は北の孤島にいるらしい。」

僧侶「そうですか。王様へのご報告ご苦労様でした。」

勇者「怪我はどうだ?」

僧侶「ばっちりですよ!むん! アイタタ」

勇者「馬鹿なやつめ。」

僧侶「勇者様やさしいですね。」フフ

(意外といいやつなのかもな…。)

勇者「あほか。ほら。」

僧侶「わープリンぱんですね!こんなにたくさん!うれしい!」

勇者「東のほこらには、高価なアイテムが大量に保管されていたからな。うちのケチな王様でも今回は褒賞がはずんでた。めずらしい食べ物や飲み物ももらったしな。」

僧侶「では勇者様ご一緒に。」

勇者「あぁ。」

僧侶「天にまします我らが父よ。今日もこの愚かな我らに糧を食み、この体躯を安らげる場を設けてくださいましてありがとうございます。我らは常に主の御許に。」

勇者「ぱくぱくぱく。」

僧侶「あぁお祈りをして下さい!」

勇者「ふるふぇー(うるせー)」モグモグ

僧侶「もう!ではいただきます ニコニコ」

勇者「うん。」

僧侶「おいしいです。」パクパク

勇者「…。」

僧侶「あ、レモンのジュースもあるんですね。飲んでいいですか?」

勇者「好きにしろ。」

僧侶「ありがとうございます。ごくごく。」(このレモンジュース味きついな…。うまいからいいか。)

勇者(レモンのジュースなんかあったか?)

僧侶(しかし、北の孤島か。あそこの周囲は渦で囲まれていて船じゃ近づけねえ。昔の俺だったら行けたけどな…。)

勇者「どうした?」

勇者「どうした?」

僧侶「?」(勇者が二人いるぞ?)

勇者「お前これ、リモンチェッロっていうレモンの食前酒だぞ。全部飲んだのか?」

勇者「お前これ、リモンチェッロっていうレモンの食前酒だぞ。全部飲んだのか?」

僧侶「はれー勇者様が二人いるー。」

勇者「酔ってるな。大丈夫か?」

僧侶「そっか!そういえば俺は勇者XXXだった!ともに大魔王を倒そう!ワハハハハ!」

勇者「駄目だこいつ。酒乱だ。」

僧侶「なんかあついれすねー。」ぬぎぬぎ

勇者「おい!」

僧侶「すっぽんぽんになっちゃった!」

勇者「おいいいい!」(プリンぱんが二つ!!)

僧侶「お!そこの勇者ずるいぞ!先輩だけぬがしてなんとする!男同士裸のつきあいだおー!」

勇者「ど、どうみてもお前は女だ!そして俺は男だ!」

僧侶「ええい言い訳は見苦しいぞ!!」ダキツキ!

勇者「そ、そんな駄目!初めては海の見えるホテルでって決めてるんだから…。」

ゴチーン!

―僧侶は勇者を押し倒した!勇者はベッドの柵に後頭部を強打した!―

僧侶「お、どうした?」

―返事がない!勇者は気絶している!―

僧侶「寝たのか。なんだ、つまらん。」

僧侶「夜はこれから…だと…いうに…ふわぁ…。」

僧侶「むにゃむにゃ…。」

【宿屋 朝】

チュンチュン チュンチュン

勇者「いてて、後頭部が痛いな。朝か?」

僧侶「すやすや。」

勇者「!!!」

勇者「なんで???」

勇者「あ、そっか。こいつ酒飲んで暴れたんだっけ。」

僧侶「あれ?朝ですか勇者様?」ムクッ

勇者「あ、おい。これはな。」

僧侶「え…?」(なんで俺、裸なんだ?)

勇者「昨日お前がな…。」

僧侶「…。」ポロリ

勇者「おい?」

僧侶「ひぐっ、ひぐっ」ポロポロ

勇者「おい、泣くな!」

僧侶「うぇーーーーん!!」ポロポロ

勇者「お、俺ちょっと朝の素振りにいってくるな!なんもしてないからな!な!」

―勇者は逃げだした!―

僧侶「しくしくしく」

僧侶(俺、男とえっちしたんだ…。)

僧侶(ぜんぜん覚えてないや…。)

僧侶(氏にたい。)

僧侶(あの勇者とキスしたのかな。)

僧侶(なんか唇が熱い気がする。)ソッ

僧侶(胸もなんか感覚が残ってる。)サワリ

僧侶「」ピクッ

僧侶(勇者に全部触られたのかな…。)ススーッ

僧侶(濡れてる…。)

僧侶「んふっ」ビクン

僧侶(変な声でちゃった。)

僧侶「あん。」

僧侶(手がとまんない…。きもち…。)

僧侶「駄目、勇者様…。そこは。」

コンコン!

僧侶「!!!!!」ビクゥ!!

【部屋の外】

勇者「僧侶?聞こえるか?」

僧侶(ひぃー俺何やってたんだ…。)ドキドキ

勇者「あのな!昨日はな、本当に何もなかったんだ!」

勇者「昨日僧侶が間違って酒を1瓶あけて。酔いつぶれて裸になって、『勇者XXXだ!』って叫んで。」

勇者「んで止めようとした俺は転んで頭をぶつけて気絶してしまったから覚えてないけど。」

勇者「俺、何もしてないから!!」

リモンチェッロ:アルコール度数 約30%

【部屋のなか】

僧侶(そーーーーだったのか!!)

僧侶(確かにいくら俺でも初めてなんだからそれなりに痛かったり、色々残ってたりするよな?!)

僧侶(そうかそうか。草加煎餅!!)

勇者「僧侶?」

ギイ

―部屋のドアが開いた!僧侶が部屋からあらわれた!―

僧侶「勇者様。」

勇者「お、おう。」

僧侶「次の目的地に向かいましょう?」ニッコリ ゴゴゴゴッ

勇者「お、おう。」(これは全てなかったことにしようという笑顔…。)

僧侶「はい。」(わかっているな勇者!忘れるんだぞ!)

【街 商店街】

勇者「この地図を見ると北の孤島への行くには海を越えなくてはならない。」

僧侶「でも船で行こうにも、この周辺の渦潮を超えるのは困難ですね。」

勇者「海路がだめなら空路だな…。」

僧侶「空…ですか?」(俺はトベルーラ使えるけどな…。今の魔力で二人もこの距離を運べる気はしねえな…。)

勇者「仕方ないひさびさに帰るか。」

僧侶「はい?」

【鉱脈と機械の町】

僧侶「わー色んな機械がありますね。わたしこの町に来たのは初めてです。」

勇者「あぁ、こんなに発展するようになったのはこの数年だからな。」スタスタスタ

僧侶「はぁ。」(なんかこいつココに詳しそうだな。)

勇者「早く歩け、おいていくぞ。」 スタスタスタ

僧侶「あぁ待ってください。」トテトテトテ

(女の足じゃ速いっての!)

第一町人「おーー!勇者じゃないっぺや!」

勇者「おじさんお久しぶりです。」ペコリ

第一町人「わが町の英雄に会えて光栄だっぺ。今日は里帰りか?」

勇者「英雄だなんてやめてください。今日は機械工さんの所にお願いをしに来たんです。」

第一町人「そっか、じゃあその様子じゃおじいさん倒れられたのしらんのか。今は問題ないらしいが帰りによってやりいよ。」

勇者「え!!」

僧侶(この町の出身なのか?しかも普段無愛想なのに丁寧な物腰だな、おい。なんか青ざめてるし。)

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