魔王「実に詰まらん、そろそろ終わりにするか・・・」
戦士「もう、終わるのか・・・あっけなかったな」
武道家「死んじゃうのかウチら」
魔法使い「遊び人が生きておったら、また、我らを助けてくれたのかのぅ」
僧侶「ああ、遊び人さん今、あなたのところへ行きます」
----でも願わくばもう一度私たちを守ってほしいな----
魔王「さらばだ、雑魚ども・・・・」
魔王「上級雷魔法」
ズドーーーーン
・・・・???に13のダメージ
???「これがお前の力か・・・」
???「たいしたことないな"雑魚"が」
魔王「なッ」
戦士「あ、あんたは」
武道家「え、これが君の素顔・・・」
魔法使い「頼りがいがありすぎるのぅ」
僧侶「あ、遊び人さん・・・・」
???「今は、勇者と呼んでほしい」
魔王「ゆ、勇者だとっ」
勇者「あぁ、異世界からこの世界を救いにやってきた
性格やら職業やらが、封印のおかげでひどい目にあったけどな」
戦士「勇者様・・・」
武道家「異世界から・・・」
魔法使い「世界を救いに・・・」
僧侶「私たちを救いに・・・」
勇者「あぁ、すまない」
勇者「究極回復魔法」
辺り一面が金色に光り仲間たちのHPがみるみるうちに全快した
戦士「すごい」
武道家「全部回復しちゃった」
魔法使い「究極魔法・・・」
僧侶「こんな魔法使える人がいるんだ・・・」
魔王「な、なんだこの魔法は!?」
勇者「これか?俺はすべての職業を極めたからな」
魔王「すべての・・・だと?」
勇者「魔王を倒してからやることがなかったからな」
戦士「だからあんなに敵のことを知っていたのか」
武道家「それよりもっ」
魔法使い「魔王を倒したじゃと?」
僧侶「しかも1人で・・・」
勇者「さて、俺の大事なパーティがだいぶ傷つけられたようだな」
勇者が手を掲げると空から
真っ赤な光を放つ剣と兜と盾と鎧が落ちてきた
魔王「ヒィッ」
女神(これはサービスです)
勇者「ずいぶんと・・・懐かしい装備だ・・・」
魔王「ヒィイイイイイ助けてくれ」
魔王「そうだ、この世界の半分をやるっ、それで見逃してくれっ」
勇者「どこの世界の魔王もそれを言うんだな・・・」
魔王「半分じゃ不満なら4分の3をくれてやろうっ
それでそうだっ」
勇者「見苦しい・・・俺の仲間を傷つけ俺を怒らせたお前は
1発で死ねると思うなよ・・・?」
魔王「ヒィィィ」
勇者「まず、戦士の分・・・
戦士は荒っぽいながらも素晴らしい優しさを持っていた
生まれる世界が違ったなら
彼女は普通の優しい女の子になっていただろう」
戦士「勇者さま・・・」
勇者「右腕からだ、究極煉獄斬り」
魔王に1289のダメージ
魔王「腕がぁぁぁ腕がぁっぁぁぁ」
勇者「次は、武道家の分・・・
魔王のいる時代といえども、まだ親に甘えたい年ごろだろうに
彼女がどれだけ仲間たちに笑顔を分けてくれたことだろう・・・
だが、もしお前がこのような時代を作らなければ
彼女は笑顔を家族と一緒に作っていただろうに」
武道家「勇者君・・・」
勇者「左腕だ・・・究極爆殴弾」
魔王に1176のダメージ
魔王「痛い、、、いやだ、、やめろ、、、殺してやる」
勇者「さっきはこっちがそれを言ってたら笑っていたであろうに・・・
魔法使いの分だ。。。彼女も僕らにいろいろなことを教えてくれた
その高い頭脳はこの時代でなければ戦争のためなどではなく
世界のために使われていだろうに・・・」
魔法使い「勇者・・・」
勇者「右足に・・・究極絶対零度魔法」
魔王に1299のダメージ
魔王「やめ、やめてください、じゃないと・・・・」
魔王「こうしてやるっ」
僧侶「きゃあああ」
魔王「へへへ・・・俺を殺そうとした瞬間この女の首が吹き飛ぶからな」
勇者「その、女性は・・・僧侶さんは・・・最初の頃から俺のことをかばってくれていた
その治癒魔法で俺は何度救われたであろうか・・・
僧侶ということで人に相談を聞いてもらうばかりで
自分の相談を聞いてもらえずに幾度となく悩んだであろう
この時代は悩みばかりなんだよっ」
僧侶「ゆ、勇者さん・・・」
魔王「へへっそれがどうした・・・その僧侶さんは
もう死ぬ寸前だぞ・・・今、謝れば助けてやらんこともないぞ?」
勇者「誰が謝るか卑怯な魔王め・・・」
魔王「なん、、、だとっ、殺してやる殺してやるっ
死ねえぇぇぇぇぇぇぇ」
----グサッ----
ブシューーー
魔王「な、、、なんで?」
魔王に1167のダメージ
勇者「お前が勇者だと思ってたのは僧侶だ・・・」
勇者「そして今、お前が人質にとったのが・・・・」
魔王「ひぃぃぃぃぃ」
勇者「勇者だぁぁぁぁッ」
魔王に会心の一撃2654のダメージ
魔王を倒した
戦士「終わった・・のか?」
武道家「やっと終わったの?」
魔法使い「そうみたいじゃのぅ」
僧侶「帰りましょうか!」
勇者「そうですね」
戦士「とりあえず魔王倒したことを世界に知らせにいこう」
勇者「じゃあ、みんな俺の近くに寄ってくれるか?」
勇者「飛行精霊召喚」
勇者「この精霊に乗ってくれ」
魔法使い「さっきから思っていたんじゃが性格だいぶ変わったのう」
勇者「性格も封印されてたけどな、封印を解いてくれっていう願い事だったから
一緒に解かれたみたいだよ」
武道家「願い事ってなに?」
勇者「後々話すよ」
武道家「てか、顔すごいかっこよかったんだね」
勇者「そうか?普通だと思うが」
戦士「そこらへんの国の王子様より全然かっこいいです」
勇者「あ、ありがとう」
ツンツン 僧侶が勇者の服を引っ張っていた
勇者「ん?」
僧侶「あの・・・このまま、いなくなったりって・・・・しないですよね?・・」
勇者「俺はいなくならないよ」
確証はできないが
今はこう言っておこう
僧侶「よかったぁ・・・」
戦士「いなくならないでください」
勇者「戦士さんの口調がだいぶ変わってるんだが」
魔法使い「勇者のことを尊敬しているからじゃろう
それより本当に急に消えたりはするのではないぞ」
武道家「だめだよー勇者君消えないでね」
勇者「わかってるよ、大丈夫」
必要とされている・・・・
充実感、久々だな
勇者「じゃあ、街に行くよ!」
---街---
戦士「いったん解散でみんないろいろなところに知らせに行って」
戦士「じゃあ、アタシは仕えていた王国に行ってくるよ」
武道家「ウチは実家の道場に行くね」
魔法使い「我は魔法使いの里にいくとするかのぅ」
僧侶「私はこの街で知らせようと思います」
勇者「すまない、先ほどの戦いで疲れてしまったようだ
俺はそこの宿屋で寝ることにするよ」
戦士「わかりました勇者様
では、伝え終わったらまたこの街に集合ということで」
3時間後
僧侶「・・・」
戦士「王国はお祭り騒ぎだったなぁ」
戦士「おっ武道家発見!おーい」
武道家「戦士ちゃん!」
戦士「そっちはどうだった?」
武道家「お父さんもお母さんもうちの道場から英雄が出たって
大喜びしてた」
戦士「よかったなー」ナデナデ
魔法使い「おつかれさまじゃ」
戦士「うおっ急に出てくるなよびっくりしたよ」
魔法使い「我はいろいろと疲れてのぅ」
戦士「なんかあったのか?」
魔法使い「魔法学校で魔王との戦いをレポートにして提出という
課題が出されてのぅ」
戦士「相変わらず魔法使いの里のやつらはよくわかんねーわ」
魔法使い「なんじゃとぅ」
僧侶「ケンカしちゃだめですよぅ」
戦士「僧侶いたのか」
僧侶「ずっといました」
武道家「僧侶ちゃんいたの?」
僧侶「うえぇぇん」
魔法使い「それで、僧侶のほうはどうだった?」
僧侶「シカトですか・・・」
僧侶「そんなの今の状況を見れば一目瞭然じゃないですか」
戦士「そうだな」
武道家「すごいイキイキしてるね」
魔法使い「まぁ、そろそろ勇者を迎えに行くか」
僧侶「そうですね」
---宿屋---
僧侶「106号室のカギをくれますか?」
宿屋の主人「106ね、あーはいはい、それとアンタらに手紙があるよ」
戦士「手紙?」
武道家「魔王討伐に関しての手紙とかじゃないですか?」
魔法使い「いいから行きましょう」
106号室の前
戦士「いいか、魔王討伐が終わったっていうことは」
武道家「勇者君に告白が出るってことだね!」
魔法使い「誰が勇者をとっても恨みっこなしじゃからの?」
僧侶「負けませんよ」
戦士「それじゃいっせーのーでっ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
女神「お疲れ様でしたね」