―――遠方の地 爆心地
銀騎士は眼下の草原に突き出ていた小岩に腰掛けていた竜騎士を見つけ、白銀の竜から飛び降りた。
銀騎士「・・・・・・先輩」
竜騎士「その竜は・・・・・・そうか、技師の発明品か」
銀騎士「はい。 あれが、僕の竜です」
竜騎士「・・・・・・見事なものだ。 技師の作か。 やはり、あいつは天才だったな」
銀騎士「この鎧も、槍もそうです。 銀騎士という称号も、元はと言えば、あいつが作った銀色の鎧があったからこそです」
竜騎士「お前たちは、相変わらずいいコンビだな」
銀騎士「ええ。 自慢の相棒です」
竜騎士「・・・・・・そうか」
銀騎士「もう、戻れないんですか?」
竜騎士「・・・・・・ああ。 無理だ」
銀騎士「けど、あなたは確かにそこにいるじゃないですか」
銀騎士「それは、自分を取り戻し始めているからじゃないんですか?」
竜騎士「よく、解ったな」
銀騎士「っ!? なら・・・・・・っ!!」
竜騎士「・・・・・・だた、未だに自分の中の境界が曖昧なんだ」
銀騎士「・・・・・・」
竜騎士「善悪の区別も、意識の境目も・・・・・・感情の起伏も・・・・・・何もかも・・・・・・」
竜騎士「何が正しいのか、自分が何をしてるのかさえも、大きなうねりの中に飲み込まれていく」
竜騎士「笑ってくれ。 意志の強さが俺の自慢だったんだが、この様だ」
銀騎士「何人もの意識を吸収してしまえば、仕方がないですよ・・・・・・」
竜騎士「はは。 まぁ、実はもう同化しつつある。 いや、もはや同一の個体だといっても、過言ではないかもしれない」
竜騎士「今こうして竜騎士として話していられるのも、元となった器が、竜騎士のモノだからだと思う」
銀騎士「そう、ですか・・・・・・」
竜騎士「もしかしたら、それは今だけで、この先再び俺の意思が霞のように消えていくかもしれない」
竜騎士「本当に、今の俺は危うい天秤の上に自分の精神と、俺の体に宿る集合意識達を乗せているんだ」
竜騎士「だから、こうしてお前と話せてよかった。 ひょっとしたら、それももう出来なくなるかもしれないからな」
銀騎士「先輩・・・・・・」
竜騎士「なぁ、姫様は、お元気か?」
銀騎士「・・・・・・はい。 先輩が三年前に行方不明となってからずっと・・・・・・。 帰りを、ずっと待ってますよ」
銀騎士「先輩が死んだと知らされた当初は、心労に倒れ、床に伏していたと聞きます」
銀騎士「しかし、今ではお心を強く持ち、あなたが守ってきた国を守るために、日夜努力していると聞きます」
銀騎士「常に口にするそうです。 “殿方に守られるに値するだけの女になる為、日々修練です”と」
竜騎士「そうか・・・・・・本当に、申し訳ないことをした」
銀騎士「本当ですよ。 あんな美人をほったらかして・・・・・・」
竜騎士「・・・・・・だな」
竜騎士「さぁ、もうそろそろはじめよう。 お互い、その為にこの場にいるんだ」
竜騎士「俺を止めてくれるのは、お前だって、信じてるよ」
竜騎士は手にした槍をくるりと回し、銀騎士にその矛先を向ける。
銀騎士「(先輩・・・・・・竜騎士相手に、様子見や出し惜しみなんて必要ない)」
銀騎士「(そんな余裕はないんだ。 それに、この人の戦闘技術は、身近で嫌というほど見てきたんだ)」
銀騎士「(最初から全力で。 持ちうる手は、全て使う)」
銀騎士「(僕が・・・・・・僕たちが勝つには、それしかないんだから)」
草原に立つ二人を月明かりが照らし出す。
銀騎士「行きます!!」
竜騎士「来い!!」
銀騎士「(出し惜しみはしない・・・・・・っ!!)」
銀騎士「我が盟友、風竜よ。 その力、今ここで借り受ける!!」
竜騎士「な、に・・・・・・っく!?」
銀騎士の鎧の各所から、膨大な量の風が巻き起こる。 それは旋風の比ではなく、暴風圏内の台風並みの風量だった。
―――技師「いいか、この鎧に俺が新たに組み込んだ仕掛けは二つ。 一つは――――――」
銀騎士「ブースト!!」
竜騎士「っく!?」
銀騎士の鎧の背部が稼動し、一瞬にして溜め込まれた風の魔法が爆発的に放出され、銀騎士の体を急加速させる。
瞬く間に竜騎士へと隣接した銀騎士は竜騎士の体を一歩分だけ追い越し、地に足を付け、勢いを利用したまま反転し、槍を横薙ぎに払う。
その攻撃を、竜騎士は槍を縦に構えて防いだ。
竜騎士「・・・・・・初めから刺突を繰り出していれば、俺の心臓を吹き飛ばしていたんじゃないか?」
銀騎士「かもしれません。 ただ、僕も初めて使ったんです。 正直、これほどとは思っていませんでした」
銀騎士「勢い余って、すれ違ってしまったんですよ」
竜騎士「圧縮した風を放出しての緊急加速。 風竜の力か・・・・・・」
銀騎士「・・・・・・っ」
竜騎士「しかし、肉体にも相当な負荷をかけるようだな」
銀騎士「みたいですね。 たった一度の発動で、体中が軋みますよ」
銀騎士「・・・・・・でも、その程度でよかった。 我慢できないほどじゃ、ありませんから」
竜騎士「そうか・・・・・・」
竜騎士は槍を振り払い、大きく距離をとった。
竜騎士「なら、次は俺の番だな」
竜騎士「竜騎士の力。 お前が憧れた力、その目に焼き付けろ」
銀騎士「(何言ってるんですか、焼きついてますよ。 ずっと、ずっと前から・・・・・・)」
地を抉るような脚力で接近してきた竜騎士の攻撃を銀騎士は紙一重で捌く。
連撃は止まらず、その手数は槍の扱いに長けた銀騎士の手をもってしても、僅かに押され続けていた。
銀騎士「っく、目では追えるのに・・・・・・っ」
竜騎士「反応速度が遅いぞ!!」
竜騎士は銀騎士とすれ違いざまに距離を取り、槍をランスに一瞬で変形させ、急速に突進してきた。
銀騎士「ぐ、っく・・・・・・!!」
銀騎士の鎧から強烈な風圧が竜騎士の突き出すランスを押しのけるように干渉する。
竜騎士「む!?」
竜騎士は銀騎士の横を轍を残しながら擦れ違い、若干の距離をとって停止する。
竜騎士「風でランスの軌道を空したか・・・・・・自動的防御まで働くとは、ますます見事」
銀騎士「ええ。 それでも、あまり関係ないようでしたが」
銀騎士の腕部を覆っていた装甲に僅かなヒビが入る。
銀騎士「(今のは、技師の付けてくれた機能というより、鎧自体が勝手に反応した・・・・・・まさか!?)」
銀騎士は胸部にある風竜の心臓に手を添える。
銀騎士「(風竜・・・・・・ありがとう)」
銀騎士「さすが、竜騎士の脚力から生み出される突進力は、馬上のそれよりも凄まじいです・・・・・・」
竜騎士「その攻撃を捌いてみせたじゃないか。 そうそう出来る者はいないぞ。 本当に、強くなったな」
銀騎士「ええ。 なにせ、目標が高すぎるもので・・・・・・」
竜騎士「フッ・・・・・・そうだな」
竜騎士が呟いた刹那、その姿が消えた。
銀騎士「速い・・・・・・っ!?」
竜騎士「はっ!!」
銀騎士「な、蹴り!? ・・・・・・っが!?」
回し蹴りを近距離で受けた銀騎士の体が吹き飛び、大岩に激突する。
竜騎士「ギリギリで後ろに飛んだようだが、多少は威力が半減したか」
銀騎士「ええ、それでも、大砲を近距離から撃ち込まれたみたいです・・・・・・がはっ」
銀騎士の口から、僅かに血が滴った。
銀騎士「(強い。 分かっていたことだけど、本当に強い)」
銀騎士「(槍も・・・・・・ランスの扱いも・・・・・・)」
竜騎士「どうした? 槍の扱いには、私は一目置いていたんだぞ?」
銀騎士「・・・・・・まだまだ、ですよ。 まだ、これからです」
竜騎士「そうこなくては・・・・・・な」
銀騎士は身を起こし、再び槍を構える。
銀騎士「何度でも、何度でも立ちますよ!!」
銀騎士「ブースト!!」
竜騎士「・・・・・・っ」
銀騎士「突進速度だけなら、こっちも負けてないでしょうからね!!」
銀騎士の槍が竜騎士に当たる直前、再び竜騎士はその姿を消す。
しかし、僅かにその瞬間の動きは銀騎士に見えていた。
銀騎士「上!!」
竜騎士の代名詞とも言える、上空からの落下攻撃。
銀騎士が空を見上げた時には、既にその態勢に入っていた。
銀騎士「ブースト!!」
緊急加速でその場から離れようとした瞬間、その隙を狙った竜騎士の攻撃が銀騎士の頭上へと繰り出された。
その攻撃をギリギリで回避した銀騎士だったが、落下時の衝撃で大きく吹き飛ばされた。
銀騎士「っぐあっ!!」
竜騎士「高高度からの落下攻撃が、竜騎士の真骨頂だ」
銀騎士「はっ、はっ、っぐ・・・・・・もちろん、知ってますよ」
銀騎士「(それを傍から見ているのと、実際に自分が喰らうのとでは全く違うな)」
銀騎士「(一瞬で視界から消え、こちらの動きを補足したまま、上空から自由に起動を変えて落下してくる・・・・・・)」
銀騎士「・・・・・・が、は」
銀騎士「(落下時の衝撃波だけで、このざまか・・・・・・)」
銀騎士「直撃したら、ただじゃすまないな・・・・・・」
竜騎士「しかし、さすがだな。 本当なら、今の一撃で勝負は終わっていた。 間違いなく、全身を破壊したと思ったが・・・・・・」
銀騎士「今も、体がバラバラになるくらい痛いですよ・・・・・・」
竜騎士「減らず口がたたけるなら、まだまだ余裕だな・・・・・・」
銀騎士「もちろん、ですよ」
銀騎士「(正直、こんなのを何度も躱し続けられるとは思えない・・・・・・)」
銀騎士「(緊急加速は使わなくても、四肢の動きに鎧と風竜のパワーアシストがあってこそ、ここまで渡り合えたんだ)」
銀騎士「(それも、体の方がこの後ももてばの話だけど・・・・・・)」
銀騎士「・・・・・・なんて、ね」
竜騎士「?」
銀騎士「(弱音なんて吐いてられない。 みんな、自分の戦場で戦っているんだっ)」
銀騎士「いきます・・・・・・っ!!」
銀騎士は風竜の力を使った緊急加速を連続して使い、その急激な切り返しを利用して高速の連続攻撃を仕掛ける。
槍の扱いに長けた銀騎士の槍さばきと動きは、鎧に組み込まれたパワーアシストと、風竜の力を利用した身のこなしで、常人では目で追うことさえ不可能な攻勢を実現していた。
その負担は確実に、それも秒単位で銀騎士の体を蝕んでいくが、ここにきて銀騎士はそんな事は一切気にもとめていなかった。
尽くせる手は全て尽くす。 その先に、自分がどうなっていようとも・・・・・・。
その攻撃を竜騎士は紙一重の動きで槍で受け、類希なる戦闘センスと動体視力で見極め、竜の加護を受けた身体能力で捌いていく。
銀騎士の行うすべての動作に対して集中し、最善最良の動きを実現させていく。
もはや、傍から見ているものには残像を追うことすら難しい攻防が、そこで繰り広げられていた。
しかし、それも長くは続かない。
僅かに体制を崩された銀騎士の体に、竜騎士の回し蹴りが炸裂した。
銀騎士「ぐ、っく・・・・・・」
竜騎士「終わりにするぞ!! 銀騎士!!」
吹き飛ばされた銀騎士を尻目に、竜騎士は一瞬にしてはるか上空まで飛び上がる。
そして、竜騎士はその身を炎で包む。
竜騎士「火竜と契約した者のみが使える竜騎士の奥義、その身で受けよ!!」
その光景を見て、銀騎士は意識を一瞬で切り替えた。
銀騎士「(ここだ!! 決めに行くなら、ここしかない!!)」
銀騎士「(竜騎士のジャンプはその威力と性質上、落着した際に、一瞬の隙ができるはず)」
銀騎士「(例え片腕を失ってでも、初撃を躱し、着地時の硬直を狙う)」
銀騎士「(そこに、勝機を見出すしかない!!)」
銀騎士「来い!!」
銀騎士「(上空で軌道修正出来る以上、直前まで引きつけて、ギリギリで・・・・・・)」
銀騎士「(いや、それは衝撃波をモロに喰らう・・・・・・)」
銀騎士「(・・・・・・違う。どの道、躱すってなれば紙一重でしか無理なんだ)」
銀騎士「(・・・・・・喰らって、耐える。 耐え切って・・・・・・ここで勝負を決める!!)」
銀騎士「風竜よ、白銀の鎧よ!! 俺に、女神の前髪を掴ませてくれ!!」
竜騎士が炎を纏い急速に落下する。
銀騎士は緊急加速を小刻みに使い、竜騎士の攻撃から僅かな距離を保って直撃をかわした。
隕石が落着するかのような衝撃波と爆音が周囲に広がり、その中心地にいた銀騎士はそれだけで、大きなダメージを負う。
風の守りと堅牢な装甲を持つ鎧を強引に押し通してきた衝撃に、銀騎士は一瞬意識を手放す。
・・・・・・が、その目が落着を捉えた瞬間、即座に我に返った。
銀騎士「・・・・・・が、あぁ、ぎっ」
銀騎士「(い、いっけぇぇぇぇ!!)」
銀騎士は槍を爆煙と土煙が舞い上がる落下地点に向けて突き出した。
そして、銀騎士の鎧が風を噴出し、場に残り続ける煙を吹き飛ばす。
そこには、竜騎士の姿はなかった。
銀騎士「い、いない!?」
銀騎士「(どこだ!?)」
竜騎士「残念だったな。 銀騎士よ」
銀騎士「な・・・・・・っ」
その時、頭上から聞こえた声に、銀騎士は戦慄した。
竜騎士「終わりだ」
銀騎士の体を図ることの出来ない程の強大な衝撃が突き抜けた。
銀騎士の体が、遥か上空に吹き飛ばされ・・・・・・大地に落下した。
銀騎士「・・・・・・ぅ、ぁ、ぁ」
竜騎士「竜騎士のジャンプが、連続して行えないなどという通りはない」
銀騎士「・・・・・・そ、ん、な」
竜騎士「何回でも、何十回でも連続で行えるからこそ、他の追随を許さぬ強さを誇っているんだ」
銀騎士「・・・・・・ぐ、っく、ぅ」
竜騎士「本当に、よくやった。 ここまで私と戦えるものなど、人間界問わず、魔界にすらそうはいないだろう」
竜騎士「お前は強かった。 我が生涯潰えるその時まで、覚えておこう」
―――王国 広場
司令「・・・・・・」
技師「どうしたんすか司令殿?」
司令「封印魔法の進行が、想定よりも遅れている。 ・・・・・・いや、停滞し始めている」
技師「なんですって!?」
司令「想像以上に火竜が魔力を内包しているせいもあるが、火竜の封印魔法に対する抵抗力が強すぎる」
技師「け、けどよ・・・・・・封印作業自体は進んでるんだよな? 魔法使い達だって、玉の汗をかきながらずっと魔力を流し続けてるんだから」
司令「・・・・・・」
技師「今、封印作業の行程は何割くらいなんすか?」
司令「・・・・・・2割だ」
技師「・・・・・・っ!?」
技師「そ、それじゃあもっと凍結弾を打ち込んで時間を・・・・・・」
副官「もう・・・・・・すべて撃ち尽くした。 弾数的にも、ギリギリのところだったのだ」
技師「じゃ、じゃあ魔法部隊でもういっちょ凍結魔法を放てばっ!」
司令「それも平行してやっている。 現在、我が軍の殆どの魔法使いが、全力で凍結魔法を放ち、封印術式を組んでいる」
副官「それで、この進行度なんだ」
技師「ま、まじっすか」
副官「我々も、何重に作戦を練ったはずだった。 自身に取り付いた氷を融解させるために現在も火竜は魔力を消費し続けている」
副官「そうやって徐々に火竜の魔力を減衰させ、封印作業を進める作戦だったが、あまりにも蓄えられた魔力が多すぎる」
技師「・・・・・・くそっ」
司令「・・・・・・だが、だからといって手を止めるわけにはいかない」
司令「彼も・・・・・・銀騎士も、一人戦っているのだから」
副官「そして、我々は今もなお、命を賭して国を守ろうとしている兵達の指揮をとっている」
司令「うむ。己を顧みず闘う者たちのために、我々も、覚悟を決める時だ」
技師「覚、悟・・・・・・?」
司令「副官」
副官「はっ」
司令「周囲に展開している歩兵、魔法投射装置についていた砲術師、その他騎兵、弓兵を広場に集めろ」
副官「了解です。 技師、君はここから離れていろ」
技師「な、何をはじめるんですか?」
司令「・・・・・・消費してしまった魔力というのは既にどうしようもない。 ならば、他所から補充するしかない」
司令「これから行うのは、その魔力を得るために、魔術師でない者たちから、魔力を吸収するための魔法陣を組む作戦だ」
副官「先程まで展開していた防御結界の術式を組み換え、魔力を吸収し、魔術師たちへと供給する魔法陣にするんだ」
技師「そ、それって大丈夫なんですか? 普通の人の魔力量なんてたかが知れてますし、無理に吸い出そうとすれば、昏倒して倒れちまうんじゃ・・・・・・」
副官「・・・・・・火竜との戦いは、最終的には魔力の消耗戦になると分かっていた」
副官「その時、魔法部隊以外の人間が出来ることはほとんどない。 精々が、逃げ遅れた民の避難誘導くらいだ」
技師「た、確かに、現状を見ればそうかもしれないっすね」
司令「これは、そんな者達からの志願もあったからこそ実行に移せる作戦だ」
技師「志願・・・・・・」
副官「皆、この国を守るために、自分に出来ることをやろうとしているのだ」
副官「魔法陣の効果範囲は局所的だ。 効果範囲外にいれば、その影響は受けない」
技師「・・・・・・いやいや、そういう事なら、俺もここに残りますよ」
司令「魔力を持たないものが吸収される時の負荷は相当きついぞ」
技師「そんなの、みんな同じでしょう。 俺が出来ることは、もうほとんど終わりましたからね」
技師「だから、出来ることをやるって言うなら、次はその作戦に参加させてもらうことっすよ」
司令「・・・・・・技師」
技師「さぁ、いっちょ気張っていきましょうぜ」
技師「(お前も頑張ってるんだ。 俺だって、戦い続けるぞ、銀騎士・・・・・・)」